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●実車と製品について |
キハ40系は、1977年に登場した国鉄が開発した一般形ディーゼルカーで、さまざまな番代区分があるなか、両運転台で北海道向けに製造されたキハ40形100番代は、小さい側面窓に室内側の窓ガラスを降ろすことで保温性の高い2重窓にできるなど、酷寒地向けの仕様となっていました。 キハ40形100番代でワンマン化改造された車両は700番代に区分され、外観も明るいグレーに緑と青の帯に変わりますが、2003年度よりさらなる使用に対応するため、機関更新や水タンクの室内移動などの延命工事が行われ、施工された車両は1000プラスして1700番代となりました。 2010年に釧路支社所属のキハ40形3両が首都圏色に復刻され、そのうち1749・1758番はタイフォン撤去や旭川転属後も首都圏色を保ったまま、クリームと朱色の国鉄色2両と共に注目を集めました。 2019年に「北の復刻40(ヨンマル)リクエスト」キャンペーンが実施され、投票により旭川所属の1747番に以前、キハ40・48形改造のキハ400系がまとっていた宗谷線急行色が施され、一般運用以外にもイベントや旭川~稚内間の観光列車、急行「花たび そうや」号にも抜擢され活躍しています。 |
●製品の特徴 |
<共通> ◆更新工事によりDMF13HZIエンジンとN-DW40液体変速機への機関換装や、屋根上の水タンク室内移設などを行った1700番代を再現 ◆前面のジャンパ栓はホースまたは栓蓋を選択取付可能 ◆前面表示部は交換式で印刷済みパーツ「ワンマン・快速ワンマン・普通(紺地)」を付属 ◆側面表示灯はクリアパーツ取付済み ◆ヘッド・テールライト、前面表示部はON-OFFスイッチ付き ◆ヘッドライトは電球色LED、テールライトは赤色LED、前面表示部は白色LEDによる点灯 ◆後方時や連結面間の運転室内が点灯する運転室室内灯装備 ◆運転室室内灯はスイッチの切替により、運転台が中間に入った時のヘッド・テールライト、前面表示部非点灯状態で運転室室内だけの点灯も可能 ◆密自連TNカプラー標準装備 ◆フライホイール付モーター搭載 ◆最小半径R490通過可能(※S字形の線形は除く) <HO-438>について ◆1749・1758番に施された首都圏色を、前面のタイフォンが撤去された後半の姿で再現 ◆車番と検査表記は1749・1758番どちらか選択できるよう転写シート対応で、共通の定員所属表記、Dコック表記は印刷済み ◆2エンド側の貫通扉にある表示枠は銀色の印刷で表現、付属のエッチングパーツを使用することでより細密感のある状態も再現可能 <HO-439>について ◆濃淡のグレーに緑と赤の帯が入った宗谷線急行色になった1747番を再現 ◆車番など各表記類は印刷済み |
●その他・備考 |
◆セット内容: (HO-438) キハ40 1700(首都圏色・M) (HO-439) キハ40 1700(宗谷線急行色・M) |
トミックス HOゲージ鉄道模型